1-5 メンタル・リハーサル

イメージ法は、単に記憶力増進に役立つばか造でなく、スポーツや技術の練習において実際の練習と同じような効果を得ることができる。

アメリカのマックスウェル・マルツは次のような例をあげている。

バスケットボールのフリー・スローの訓練を次の三つのグループに分けて行なった。

Aグループほ、20日間、毎日20分、実際に練習をした。
Bグループは、この20日間、何の練習もしなかった。
Cグループは、20日間、毎日20分間、ゴールにうまくシュートするイメージを描くだけの練習をした。

そして、それぞれのグループの第1日目と20日目の得点をくらべてみた。

汗を流して実際の練習をしたAグループは、得点力が24%向上した。何もしなかったBグループは、当然、向上はまったくなかった。イメージだけの練習をしたCグループは、得点力が23%向上した。

驚くべき成果といえよう。

このイメージ訓練法「メンタル・リハーサル」と呼ばれて次第に各界で取り入れられるようになってきているが、このコツをマスターすればしめたものだ。通勤電車の中だろうと、フトンの中であろうとゴルフや水泳の練習ができるのである。

では、ゲームのような頭脳的なケースはどうであろうか。『リーダーズ・ダイジェスト』誌にジョセフ・フィリップスの「チェス=人はそれをゲームと呼ぶ」という次のような記事がある。

チェスのチャンピオンの中でもっとも強かったといわれるキャパブランカがアルカインという無名に近い選手に王座を奪われてしまった。

……実は、アルカインは強豪との対決を前にちょっとかわったコンディション調整をやったという。それは、田舎にひっこみ、酒・タバコを断ち、体操で身体を整え、頭の中でひたすらチェスを指すイメージ訓練を行うことだったのである。

囲碁や将棋の高段者も、このイメージ法を利用している。定石や過去の棋譜は固まりとして記憶してあるから、たえずそれを描いて、盤やコマのない所でもトレーニングをしているのである。

将棋の木村義雄14世名人の話によると、プロの対戦では常に何手か先の形で戦っているという。初心者のように「この歩をつくと金でとられ、それを飛車でとる……」式の部分思考でなく、

局面全体をパターンでとらえてイメージを描く。だから、何十手も先の局面を、相手の出方によって何通りも頭に描きながら戦う。これでこそ、何千、何万という定石や、棋譜を記憶しておけるのである。

世界的ピアニストのアルトゥール・シュナーベルは、他の人よりも練習量が少ないのではないかと尋ねられて、

「私は頭の中で練習している」と答えたという。

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Posted by みんなのプロフィール at 2006年07月08日 10:51
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