1-6 記憶法の基本・連想法

記憶法の基本を一言でいえば、
イメージを結びつける連想である。

この連想のバリエーションを知り、
応用するのが記憶術なのである。
と言っても、実はこの方法は誰でもやっていることなのである。

たとえば、スイスやフランスの国の形はどんなもの?
と聞かれてすぐ答えられる人はかなりの地理通。
一般の人は知らないのが当り前である。

ところが、イタリアの形はたいていの人が知っている。
なぜか。
それが長靴に似た形であることがよく言われているからだ。
長靴なら誰でもよく形を知っていて、
それとイタリアの形を結びつけるからもう忘れることはない。

ある記憶術家は言う。
記憶の基本ルールは、
新しい情報を既知のものに連想すること」
と。

山田さんに会ったら、
本を返してもらうことを忘れないようにするには、
よく知っている山田さんの顔を想像して、
その頭の上に返してもらいたい本がのっている
イメージを思い浮かべる。
これで、いざ会ったときに思い出せるのである。

課長が帰ってきたら、
社長がお呼びですと伝えることを忘れないためにはどうするか。

いつもエラそうにしている課長が、
社長の前でペコペコしている光栄を想像してみればよい。
課長の顔を見たとたんに思い出すであろう。

思考が次の思考を呼び起こすという原理を応用して、
二つのことをイメージで結びつけておくのである。

ところが、われわれが無意識に行なっている連想というのは、
ひどくバラバラで行き当りバッタリなものが多い。

ライターを見ていて出張旅資の請求忘れを思い出したり、
人と関係ない話をしているときに、なぜか突然、
取引先への電話を忘れていたことを思い出したり
ということはよくある。

だから、この連想を体系化すれば、
それが立派なツールとなって、
記憶力を何十倍にも増進することができるのである。

方法は、まず具体的な形のあるものの連想から練習して、
基本をマスターする。

次に、
思考とか概念といった形のないもののイメージ化に取り組む。

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