1-10 カードでやる連想の本格的トレーニング 

本格的に連想の練習をしようとするなら単語カードを利用するとよい。

まず、50枚から100枚ぐらいの単語カードを用意して、表側に品物、人名、地名など、いろいろな言葉を書き入れる。
小さい百科事典の適当な箇所から抜き書きするとよい。

このカードを裏返して、トランプのように切り混ぜる。
そして上から裏向きのまま二枚ずつ組みにして取り出す。
これは、慣れないうちは十組くらいがよい。

さて、二枚ずつを表に返して、イメージ連想をやって、終わったら伏せる。 全組について終わったら、組になった一枚の表側を見て、伏せてある他のカードの言葉を思い出す。

こうして当てることができたカードはわきにどけ、はずれた分はもう一度やり直してみる。
慣れるにつれて組数をふやし、やがて50組ぐらいやれるようになる。

初めは品物や動物の名のように、具体的イメージになりやすい言葉を選んだ方がよいが、自信がついてきたら抽象的でイメージの浮かべにくいものに挑戦する。

たとえは、「記憶」 「生きがい」 「石油ショック」 「減税」 「芸術」 「不確実性の時代」などについてやってみると、グッとむずかしいことがわかるであろう。

もちろん、このカードはときどき書き換えないと、それこそ覚えてしまって役に立たなくなる。
そして、この練習には、自分の専門分野のハソドブックや小事典から言葉を拾い出せば一石二鳥というわけである。

なお、この練習は自分でやるはかりでなく、誰かに手伝ってもらうと一層効果的である。

自分でカードをつくっていると、その段階である程度記憶してしまうので、イメージがつくりやすくなってしまうからである。

友人か誰かに二つの単語を言ってもらい、同時にそれをメモしてもらう。自分はそれを素早く連想する。できたら次の組合せを言ってもらう。これなくり返し、20くらいの組のメモができたらテストをやる。

相手に、組になった単語のどちらか一つを言ってもらい、一方を言い当てる。 本格的なイメージ連想のトレーニングはこのようにして行なうが、大切なのはルールにのっとって、どんな言葉のイメージも自由自在にすぐ浮かべられるようにすることである。

この基本がマスターできないと、特定の事柄についてしか通用しない「記憶術ショー」の域を出られない。

連想には大胆さが必要である。バカバカしいとちょっとでも思ったら効果は半減する。大胆、奔放なイメージをなんなく描ける人ほど、想像力が豊かであり、結局はそういう人が記憶力にも力を発揮するのである。

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