2-1 連想法

連想の技法は日常生活に大いに活用できる。

書斎で本を読んでいると、隣りの部星に電話がかかってきて、電話に出る。戻ってきて本を読もうとすると、本がない。どこかに置き忘れたのである。

外出をする。バスに乗ったとたん、家のドアに鍵をかけたか、テレビのスイッチは切ったか、ストーブの火を消したかどうかなどと気になり、どうしても思い出せず、イライラしたり、もう一度家に帰ったりする。

このようなモノ忘れ、置き忘れは、無意識な行動をとったために起きたことで、忘れたのでなくしっかり覚えていなかったのである。

モノ忘れをなくすには、その事柄をはっきりと認識することが効果的だ。

電車の運転手が、ひとつひとつ自分の操作を口に出して言うのも、そのためである。機械などを操作する工場などでも、事故やミスをなくすために.指差確認などを行ない、慣れによって無意識な操作をするのを防いでいる。

はっきりと認識し、記憶するのに有効な方法は連想である。
連想は無意識にはできない。その事柄をよく観察し、認識し、心にイメージを刻みつけることによって初めてできる。

いつでも即座に連想する習慣をつけることがモノ忘れの解決になる。 先ほどの例でいえは、電話に出るとき、本をテレビの上に置いたとする。そのとき、テレビの画面に本を投げてメチャメチャにこわしたと連想すればよい。

雨がやむと帰りに傘を忘れることがよくある。これを忘れないようにするには、たとえばオフィスを出るとき最後にすることと連想しておけばよい。

タイムカードを押すなら、カードの代りに傘を差し込んだと連想する。

宝石を引き出しのセーターの下に入れたとする。この場合、巨大な宝石がセーターを着て踊っていると連想しておけばよい。宝石がどこかと考えればセーターが思い浮かぶ。

家を出るとき、ストーブを消したら、ストーブの中に頭を入れて火が消えているのを見ていると連想する。外でストーブのことを考えると、頭をストーブに入れている自分が思い浮かぶので消したことが確認できるのである。

このように連想する習慣をつけておくと、記憶力はかりでなく、観察力、想像力、集中力、創造力の向上にも役立つ。

ものごとを記憶する習慣をつけるようにしてみると、いままでいかに観察していなかったかかわかるだろう。

この習慣をつけるとあなたの身のまわりを見なおすことにもなり、旅行をしても、美しいもの、新しいものを発見するのに役立ち、新しい世界が生まれるのである。

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