2-3 連鎖法は練習が第一

連鎖法記憶法のうちでも、もっとも練習しなければならないものである。

この練習でも、連想の練習のときと同じくカードを使う方法がある。

まず何校かのカードにいろいろな事柄を書く。
書いたら、裏向きにしてよく切り混ぜ、その中から15枚ほどを抜きとり、1枚ずつ机の上に枚に並べ、前項の要領で連想でつないでいく。

1枚の紙に15ほどの事柄を書いてもよいが、カードの方が練習しやすい。

こうやって何回かやるうちに自信がついてきたら、今度は友人に手伝ってもらって練習する。

相手に、思いつくまま15ほどの事柄を言ってもらい、それを紙に書いてもらう。

書いておかないと後で確かめようがなくなるからでもあるが、相手が次々に言う事柄を紙に書いている間に、連想を働かせながら、連鎖させていくのである。

こうやって相手が最後まで書き終わったら、即座に、記憶した事柄を初めから順に言う。
この練習を何回か続けていくと、連想も素早く行なえるようになる。

練習の初めのころは、具体的な、形のある名詞や動詞のような連想しやすいもので行ない、慣れてきたら抽象的な事柄を入れていく。

一つ問題がある。それは相手が最初に挙げた事柄をどう記憶するかということである。これは相手と結びつければいいわけである。

たとえは最初が飛行機という名詞であれば、大きなジャンボ旅客機が相手の頭に落ちているといったイメージを思い浮かべればよい。

そうすれば相手の顔を見ればすぐに飛行機が浮かんできて、あとはイモづる式に引き出されてくる。

この練習ができたら何人かいる前で、この記憶法の実験をやってみるとよい。 

何人かの人に20ぐらいの事柄を次々に言ってもらい、誰かに書きとめてもらう。
その間に連想を働かせながら覚えていく。
終わったら、初めから順に、そして最後から順に言ってみる。

この実験を多くの観客の前でやるショーもあるが、基本は同じである。目隠しをして、お客に言われたことを次々に黒板に書きとってもらい、全部言い当てるのである。

バカげたイメージを浮かべるということを強調したが、むずかしい場合、前述した三つのルールを覚えておくと役に立つ。

まず、代用法。ある事柄の代りに他の事柄を想像する方法で、飛行機の代りに飛んでいる木を想像したりする。

次は誇張法。実物より大きくあるいは数多く像することで、巨大なバケツなどがそれである。無数の封筒、だとか無数のイヤリングといったもの。

三番目は動態法で像に動きをつけることである。飛ぶはずもない木が飛んだり、封筒から無数のイヤリングが飛びだして、あなたの顔にぶつかる、などが動態をつけることである。

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