2-4 連鎖法の応用

連鎖法は、順序のある多くの事柄がはっきりと記憶できる。

たとえば、その日のうちにしなければならないことを記憶するときなどに役に立つ。 

かりに、次の五つの用件をその日のうちにかたづけねばならない用件だとすると、連鎖法が一番役に立つ。
@テレビを注文する Aタイプを打つ Bスーツをオーダーする C取引先の田中氏と会う D切手を購入する

これら五つの用件を順序よく覚えるとしたら、たとえば……。
1 テレビとタイプ ー テレビにタイプライターのキーがついており、テレビに紙を差し込んでキーをたたいている。

2 タイプとスーツ ー タイプ用紙でできたスーツを着ている自分を想像する。

3 スーツと田中氏 − 田中氏が大きなスーツとダンスをしている。

4 田中氏と切手 − 田中氏が大きな切手の上に貼りついてもがいている。

最初のテレビについては、会社の入口がテレビの画面になっていると想像しておくと、会社を出入りするたびに五つの用件が一瞬にして思い出せるというわけだ。 

この方法を使う場合は前日の夜、寝るとき床の中で連鎖しておいて、翌朝出かける前や通勤電車の巾で復習しておく。 会社に入ったあとで、用件が増えれば、最後のものに連鎖させておく。

このほかにもビジネスや日常生活に役立てることができる。 会議や出張に持っていく書類や資料を忘れないようにしたり、講演や挨拶、スピーチの内容の記憶などにはもってこいだ。

結婚式のときにスピーチを頼まれたのはいいが、途中から脱線してしまい、話したい肝心のことを忘れてしまったというようなこともなくなる。

たとえば会社の創立記念日のあいさつで、これこれのことを間違いなくみんなに伝えたいなどというときは、
@創立当時の社宅 − A創立者の顔 − B援助を受けた人の顔 − C事業の拡張期に建てたビル ー D現在の状況を象徴する商品 − E将来を担う新入社員の顔、

というように連鎖させてあいさつの前に復習しておく。原稿を棒読みするのでは効果も半減する。
連鎖法を日常生活にしょっちゅう活用していれば自分では考えられないほどの情報を身につけることができ、しかもそれを即座に引き出せる。

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。